宮沢りえ7年ぶり映画主演も…尽きないプライベートの悩み
宮沢りえ(41)が21日、7年ぶりの主演映画「紙の月」(11月15日公開)の完成報告会見に出席。「7年間サボっていたわけではなくて」と、おどけてみせた。
銀幕主演復帰は07年の「オリヲン座からの招待状」以来だが、ここ数年、舞台の仕事を積極的にこなしてきた。年1~2公演の出演舞台はいずれも“プラチナチケット”状態。軽度の心筋梗塞で降板した天海祐希の代役を急きょ務め、大いに株を上げたのは記憶に新しい。着実にスキルを積み上げ、名実ともにトップ女優に。こうして本人が「おサボリ」を否定するのももっともである。
宮沢が同作品で演じるのは、平凡なアラフォー専業主婦が銀行の契約社員として働き始め、年下の大学生(池松壮亮)と不倫関係に陥るという役どころ。ひょんなことから顧客のカネに手を付け、最終的には億単位の横領事件を引き起こす。心がむしばまれ、徐々に変貌していく主人公と自分の接点について聞かれると、「生命力、前に進むことへの貪欲さは自分の中にもある」。痩せ細った体から絞り出すこの発言は、一向に進展が見られない私生活への疲労とイラ立ちを感じさせるものがあった。
元プロサーファーの夫との離婚協議から2年以上経つが、「いまだに互いが娘さん(4)の親権を主張し続けている。別居中の夫との話し合いは平行線のままのようです」(芸能関係者)。順調な仕事とは裏腹に、プライベートの悩みはまだまだ尽きないようだ。