その道21年 玄人はだし「組長」藤原喜明の“陶芸技”
「プロレス界のテロリスト」「関節技の鬼」「組長」と呼ばれ、今もリングに上がる藤原喜明さん(65)。バラエティー番組ではおちゃめな一面も見せているが、趣味は陶芸である。土と向かい合って21年、その魅力を語ってもらった。
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ゴツい顔してるのに意外だって? そりゃあオレに失礼だろ。こう見えても小さい頃から絵やイラスト、似顔絵が得意でさ、以前、プロレス雑誌に連載を持ってたこともあるんだよ。
自分で言うのもなんだけど、美術的な感覚がそれなりにあって、手先はけっこう器用なんだ。
始めたのは93年だから、もう21年だね。きっかけは岩手県藤沢町で作陶してる東北屈指の陶芸家・本間伸一先生に、作品を見てもらったこと。知り合いのアパレル会社の社長が先生のスポンサーで、オレが器用なのを知って、「一回、作って見てもらえよ」と言われて送ったのが始まりだな。
イロハのイも知らないもんだから、自分なりに調べて一生懸命作ったよ。そしたら、先生に「おまえ、初めてじゃないだろ」って褒められた。