パソナに廃校を無償譲渡 淡路島が見直す“タダならぬ関係”
実は淡路市がパソナに無償譲渡したのは校舎とその敷地だけで、校庭は淡路市が所有している。その校庭をパソナは駐車場や家畜の飼育施設として無断使用し、淡路市はそれを黙認してきた。
淡路市の担当者が言う。
「パソナさんとは5月から協議を重ねて適切に、キチンとしなければいけないということになりました。金額についての相談はこれからになりますが、オープン時の2年前にさかのぼって校庭の利用料をいただくことになると思います」
重い腰を上げて、ようやく襟を正そうとする市の姿勢は評価できるとしても、二束三文の利用料だったら、市民感情を逆なですることになりそうだ。