喧嘩プロレス“組長”二瓶一将は元横綱・曙とステーキ店経営
20世紀末期、プロレス団体「二瓶組」を率い、殴る蹴るは当たり前の“喧嘩プロレス”を看板に暴れまわった二瓶一将組長(49)。剃り込みを入れ、黒のスーツにサングラス、光り物をジャラジャラさせる“極道キャラ”で人気だった。しかし、04年の交通事故の後遺症で第一線から遠ざかるようになり、塀の向こうに落ちちゃったんじゃないにしても、“復活”が定番のプロレス界でも名前を聞かなくなった。さて、今どうしているのか――。
「ステーキハウスをやりたくて、5年前から準備してたんだよ。肉はニュージーランド産のオーシャンビーフ、ソースもニンニク、蜂蜜、リンゴジュース、バジル、タマネギ、大根おろしなど14種類の食材をブレンドした、抜群にウマいヤツが完成してた。そんなところに、なじみの横綱(曙)から自分も商売をやりたいって相談を受けてね。で、だったらと、一緒にここを始めたんだ」
かくして資本金1100万円で運営会社のANG合同会社を設立。曙が代表に就任し、100%株主の二瓶さんはCEOに就き、12年11月、JR荻窪駅前に「アケボノステーキ」1号店をオープンした。看板メニューはリブロースとサーロインで合計640グラム、これに大盛りライスとサラダがつく「曙ステーキセット」5500円(税別)とか。