朝加真由美が酒に目覚めた「暴れん坊将軍」との京都遊び
そのうち、香りにしても飲み口にしても、それぞれにクセがある芋(焼酎)へと嗜好が変わっていきました。
旅館だけでなく、違った場所で季節ごとに懇親会があり、夏なら鴨川や貴船の川床、時には祇園でもっとも格式が高い「一力」で、お茶屋遊びを体験させて下さったこともあります。
舞妓さんを呼びますから着こなし、しぐさ等、女優としても学ぶところが多く、「暴れん坊将軍」はもちろん、その後の時代劇や舞台でもすごく役に立ちました。
他にも役者さんや関係者ら20、30人で、撮影所からまばゆいばかりのシャンデリアが輝くサロンバスを仕立てて、料亭へ行き、それからカラオケスナックで2次会、3次会と遊び回ったのも忘れられません。その時は「役者は自分の殻を破らないと大成しない」と言われて、いろんな余興を楽しんだんです。
私は演歌をロックやシャンソン、ジャズ風に歌いました。お酒が入ってるとはいえ、最初は恥ずかしかったですよ。ところが、何度も歌ってるうちに面白くて仕方がなくなるから不思議です。