夏目三久を“出戻り”させ…日テレ「女子アナに清廉性」の笑止
清廉性という意味では女子アナよりキャスターの方がより高度なレベルが求められるはずだが、人気(=視聴率)があるなら過去は不問。整合性もクソもないダブルスタンダードのご都合主義だ。
作家の麻生千晶氏はこう言う。
「マスメディアの一角を担う大放送局ともあろう企業が稚拙としか言いようがない。一体、日テレ側が主張する『清廉性』は何をもって証明するつもりなのか。近年の女性アナウンサーを目指すお嬢さま方はおしなべて目立ちたがり屋。この情報社会で“ボロ”が出ない人がどれだけいるのでしょう。日テレは来春以降の女子アナ採用者が置かれる立場、視聴者の心情……あらゆる先を見越しての対応だったのか。はなはだ疑問です」
14日に行われた第1回口頭弁論に日テレ側は代理人すら出席しない不誠実ぶりだったが、あくまで法廷で争う姿勢を崩していない。分が悪いのは承知のはず。潔く白旗を揚げて笹崎さんを迎え入れる清廉さがかけらでも残っていないのか。