お蔵入りした2ショットの宣材写真…山本文郎夫人の思い出
■再会直後から朝昼晩の電話攻撃
数年ぶりの電話を機に会うことになった2人だが、文さんの「そのうち会おう」を社交辞令と受け止めていた由美子さんに恋愛感情はなかった。ところが――。
「数日後、約束もしてないのに電話をかけてきて、<職場の近くにいるから出てこい>と。で、仕方なくお昼ご飯を一緒に食べたら、その日の夜から始まったんですよ。朝昼晩の電話攻撃が。しばらくはお茶を濁してたんですけど、ある時、おじさんが仕事でハワイに行くと聞いて、これはチャンスだと思って携帯電話の番号を変えちゃったんです、アハハハハ。おじさんはメールできないから、電話番号を変えたらアウトでしょ? そしたらなんと、自宅に速達が来たんです。エンピツのなぐり書きで<なんで何回も電話しても通じないんだ>とか、<すぐ電話連絡せよ!>とかって、アハハハハ。
でも、おじさんを怒らせちゃって私も焦ったんです。家族ぐるみのお付き合いでしたから。そこですぐ電話して、<申し訳ありませんでした。いたずら電話が多かったもので>と謝ったら、怒りながらも<そうか。でも、勝手にそんなことしたらダメだよ。ちゃんと連絡しなくっちゃあ>って諭されたあたりから、山本の魅力に取りつかれていった……、そんな感じでした」