お蔵入りした2ショットの宣材写真…山本文郎夫人の思い出
2人が結婚したのは08年1月。先妻と11年前に死別していた73歳の文さんと、31歳も年下の由美子さんとの結婚は大きな話題を呼んだ。
2人が初めて出会ったのは、それより30年以上も前。文さんが司会の「こども音楽コンクール」というラジオ番組に、由美子さんの兄が常連のように出場していたのがきっかけで、家族ぐるみの付き合いに発展。由美子さんの結婚披露宴の司会を務めたのも、実は文さんだった。
「それから数年後、私が離婚しまして。で、ある年の年賀状に『子どもと3人で暮らしています』と書いたら、松が明けた頃に電話がかかってきたんです。ところが夜の11時過ぎの電話でしたから最初は無視、次に鳴ったときに出たら男の声で『もしもし』だったんで、すぐ切ったんです。そしたらまた鳴りだして。さすがに夜中に3回も鳴ったんで緊急の電話かもしれないとか考えて<ハイ>と出たら、間髪入れずに<オレだよ、文さんだよ!>って。その声を聞いて、ああ、おじさんだ~と思った瞬間、子どもとの生活や、仕事で張り詰めてた気持ちが一気に緩んだ気がして、涙が……」