「まっしろ」など5作が一ケタ…“ドラマのTBS”瀕死の重体
古くは「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「水戸黄門」、この数年では「JIN―仁」「半沢直樹」など数々の名作を生み出してきたTBS・ドラマ班が危機を迎えている。“ドラマの雄”などともてはやされていた当時の勢いは見る影もないありさまなのだ。
「まずこの4月から月曜20時のドラマ枠がバラエティー枠に切り替わる。しかも、4月以降の番組視聴率次第ではさらにドラマが減枠される可能性も出て来ました」(編成関係者)
全ての始まりはゴールデン&プライム帯で放送中の1月期ドラマ計5作品。谷原章介主演「警部補 杉山真太郎 吉祥寺署事件ファイル」(月曜20時)、堀北真希主演「まっしろ」(火曜22時)、田中麗奈主演「美しき罠~残花繚乱~」(木曜21時)、生田斗真・小栗旬主演「ウロボロス この愛こそ、正義。」(金曜22時)、西島秀俊・香川照之主演「流星ワゴン」(日曜21時)が全てシングル視聴率を叩き出したこと。このテレビ史に刻まれること必至の大惨事にスポンサーはカンカンだ。
「間に入っている広告代理店もかばいきれない状況です。TBSはスポットCM枠が埋まらず他のキー局のドラマ枠より2~3割以上も値段を下げ、スポンサーをかき集めた。しかし、いざ蓋を開けてみればG&P帯でまさかのシングル視聴率。しかも、5本全てがシングルなんて聞いたことがない。まさかここまで酷いとは誰も思っていなかった」(関係者)