「クロ現」完全アウト…NHK“ヤラセ”記者の評判とやったこと
9日、「クローズアップ現代」のヤラセ疑惑に関する中間報告を発表したNHK。引き続き検証作業を進めると結論付けたが、調査委の報告書を読む限り、完全にアウト。ヤラセがあったのは明らかだ。
ヤラセ疑惑が浮上しているのは「クローズアップ現代」が昨年5月14日に放送した「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」。ブローカーとして登場した男性が、実際はブローカーではなく、NHK記者が架空の人物を演じさせた疑いが指摘されている。
決定的なのは、ブローカーと報じられた松木康則氏(仮名)と多重債務者のB氏、さらに記者の3人が打ち合わせをしながら撮影していた疑いがあることだ。
報告書によると、録画テープに〈記者が、『よろしくお願いします。10分か15分やりとりしてもらって』などと話す声が収録されている〉〈B氏とA氏(松木氏)のやりとりが一通り終わると、記者が、『お金の工面のところのやりとりがもうちょっと補足で聞きたい』などと声をかけ、(略)A氏(松木氏)が『こんなもんですか』と記者に話す声が収録されている〉とある。