ネットで議論沸騰 CMで反戦ソングを流す「通販生活」の狙い
「懐かしい」と感じた読者も多いんじゃないか。カタログ通販の老舗「通販生活」(カタログハウス)のCMが、ちょっとした話題になっている。
フォークシンガーの杉田二郎(68)がギターを弾きながら、70年代の大ヒット曲「戦争を知らない子供たち」を歌う。最後に「この歌をこれからも歌える国でありますように」というメッセージが映し出され――。今月6日から、テレビ朝日系の「徹子の部屋」と「報道ステーション」の火曜日に流れているCMだ。
通販生活といえば東日本大震災以降、「脱原発」の特集記事を繰り返し掲載している、なかなかの“社会派”。他のカタログ通販誌とは一線を画している。「戦争を――」はご存じの通り、「世界中から戦争をなくし、子どもたちが戦争を知らずに生きられる世界を」というメッセージを込めて作られた日本を代表する反戦、平和ソングだ。
安保法制でどんどんキナ臭くなってきているタイミングで、このCMだけに、ネット上でも「ある意味、すごい」「情熱を感じる」などと議論が沸騰。やはり、それを狙ったCMなのか。通販生活編集部はこう話す。