中森明夫氏が不倫スキャンダル渦中ベッキーに熱烈エール
数年前に対談した折、「ベッキー、大活躍ですね?」と聞くと「ああ、下着、下着ね」といきなり意味不明なことを口走る!? 下着? い、いったい何を言い出すんだ、会長……。
「下着メーカーのオーディションでベッキーは来たんですよ。友人の下着メーカー社長に審査員を頼まれて。下着モデルですから、20代以上がほとんどなんだけど、その中に14歳のベッキーがいた。これは面白いと思ったんで、優勝はできなかったけど急きょ、サンミュージック賞をつくって受賞させました」と相澤氏。
えっ、下着モデル! お宝情報ですね(笑い)と思わず私は声を上げた。対談掲載は芸能スキャンダル記事満載の「月刊サイゾー」誌だったが、自社タレントのお宝情報を会長自らが大盤振る舞いする“ノーガード商法”に同席したサイゾー編集長も目を丸くしていた。
自社タレントのスキャンダル報道に「黒を白にすることはできない。でも、黒いものをきれいな黒に書いてください」と語った相澤前会長。今回のベッキー・スキャンダルでも、もし、相澤さんがご存命なら……。ベッキー、もう何も隠すな! おまえは下着モデル(候補)出身なんだ。初心に帰って、すっ裸で出直せ!!……と言ったかもしれない。合掌。
▽なかもり・あきお 作家、アイドル評論家。1980年代に新人類の旗手と呼ばれる。「おたく」の命名者でもある。小説「アナーキー・イン・ザ・JP」が三島由紀夫賞候補に。近著に「寂しさの力」(新潮新書)など。