戦争映画よりリアル NHK「新・映像の世紀」は迫力度満点

公開日: 更新日:

 知っている史実も多いのだが、「こんなのを撮っていたのか」「残っていたのか!」と驚かされることばかりで、戦争映画よりリアル。

 で、明日21日は「第5集」の「若者の反乱が世界に連鎖した 激動の1960年代」のオンエアがある。キューバ革命のチェ・ゲバラ、中国建国の毛沢東らの革命家・政治家に絡め、米国、フランス、チェコスロバキアなど、反戦や民主化を訴える若者たちのデモの映像を通して、カウンターカルチャーの新時代が描かれるようだ。

 何と60年代に現れたビートルズやデモに参加した時のミック・ジャガー、さらにはデビッド・ボウイのベルリンの壁前でのライブなど、貴重な映像も流れるらしい。団塊の世代にはストライクな時代だ。

 国内のニュース報道がバラエティー化している今、「新・映像の世紀」は実に骨太なドキュメント。池上彰の解説番組もいいけど、世界情勢を知るには“映像の力”にはかなわない。これを見ると、日本の政治家がスケール小さく見えちゃうなぁ。(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末