「刑事7人」で影薄く…愛之助は出遅れの“借り”を返せるか
同じテレビ朝日系“水9”枠の「相棒」を超えると意気込んだにもかかわらず、不完全燃焼に終わった、東山紀之主演ドラマ「刑事7人」。捲土重来を期した第2シーズンも勢いがない。今クールは他のドラマが軒並み視聴率を落とす中、11%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープしているものの、「相棒」超えを目指すなら15%は欲しいところ。
そんな番組の課題を象徴するのが片岡愛之助の立場だろう。大ヒットドラマ「半沢直樹」で証明したように「脇に置いたら最強の俳優」としての才能を生かし切れていない。第2シーズンでは「未来犯罪予測センター」というたった一人の謎の部署に異動させられており、“旧12係”の仲間と絡む機会が少なく、あまりにも影が薄いのだ。
「愛之助は7月まで、NHK大河ドラマ『真田丸』との掛け持ちが続いていて、『刑事7人』序盤は出番が抑えめになっていた。記者発表会も、本来は主演の東山のスケジュールを最優先するべきだったが、結局は愛之助のスケジュールに合わせてセッティングされるほど忙しかった。連続ドラマにとって大事な前半戦に戦力になれなかったのは痛い」(テレビ関係者)