裁判官から皮肉も 高知東生被告&愛人“有罪判決”傍聴ルポ

公開日: 更新日:

 反省は本物か。覚醒剤取締法違反などの罪に問われた元俳優・高知東生被告(51=本名・大崎丈二)と、その愛人で元クラブホステス・五十川敦子被告(34)の判決公判が15日、東京地裁で開かれた。室橋雅仁裁判官は両被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

 20枚の傍聴券をめぐって384人が列をつくる中、本紙記者が持てる運を使い果たし、何とか1枚を射止めた。

 冒頭の撮影が終わると、黒いスーツ姿の高知被告が一礼後、傍聴席をチラッと見ながら入場。覚醒剤が抜けたのか、やたら血色はいいが、口を結んで神経質そうな表情だ。

 続いて五十川被告が現れた。軽く頭を下げ高知被告の席から1メートルほど間を空けた椅子に着席。高知被告と同じ色合いの黒っぽいスーツは、結った長い茶髪を際立たせる。カールがかかったつけまつ毛と赤いウエットな口紅はさすが元ホステスだが、覇気のないうつむいた表情は“色気”を削ぎ取ってしまっている。

 裁判官に促され、証人台に並んだ2人。モデル時代のプロフィルによると、五十川被告の身長は164センチ。長身の高知被告の横に立つと思ったよりきゃしゃに見える。判決は所持量の多さから常習性、依存性を厳しく批判したが、反省とクスリを断つ努力を評価。初犯も考慮し執行猶予となった。高知被告が五十川被告に覚醒剤を勧め、時には購入資金を与えていた、と認定するも、両者の量刑に差はつけなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…