存在感際立つ平手友梨奈 欅坂46出演ドラマの注目ポイント
今年4月、デビュー曲「サイレントマジョリティー」で、いきなりオリコン1位を獲得した欅坂46。総帥・秋元康が手がけるアイドルグループだ。
テレビ東京はこれまで、AKB48の「マジすか学園」シリーズ、乃木坂46の「初森ベマーズ」など、積極的に“AKB系ドラマ”を制作してきた。欅坂46が出演する「徳山大五郎を誰が殺したか?」は、その最新作となる。
舞台は私立の女子高校。文化祭を目前にしたある日、生徒たちが教室で担任教師・徳山大五郎(嶋田久作、怪演)の死体を見つける。だが、驚きながらも、いったん死体を隠してしまったため、その後、窮地に追い込まれていく。
このドラマの注目ポイントは2つだ。1つは、これが殺人事件の犯人捜しを軸としたミステリーであること。映画「幕が上がる」の喜安浩平をはじめとする達者な脚本家たちのお手柄で、最終回が近くなった現在も真犯人の予測がつかない。
また第2のポイントは、結成から1年足らずの欅坂メンバーがドラマ出演という高いハードルに挑戦していることだ。こちらも本人たちの大健闘と、「ホームレス中学生」などで知られる古厩智之監督を含む演出陣のサポートで、及第点の初演技となっている。中でも存在感が際立つ平手友梨奈(15)、独特の湿度をもつ長濱ねる、女優としての可能性を感じさせる齋藤冬優花(18)などが要チェックだ。