「さんまのまんま」終了で浮彫り 若手芸人の明日なき実態
「無名な若手にとって、テレビで顔が売れれば営業での単価が上がり、ゆくゆくはテレビのレギュラー出演にもつながるので、ノーギャラでも出る価値がある。でも、テレビ局やネット番組がそれにつけ込んでいるのに加え、『芸人なら面白くしてくれる』という甘えやサボりもあって、どの番組も芸人だらけ。視聴者はもう飽きていますが、これからテレビ局の制作費はもっとシビアになる。一度上げたギャラは下げられないので、大物はレギュラー番組が減り、若手は薄給で使い捨て。このやり方は今後も続くでしょう」(芸能リポーターの川内天子氏)
一説には5000人とも1万人ともいわれるお笑い芸人。しかし、かつては“夢工場”だったテレビの世界はギャラの高い大物ほど敬遠され、若手は使い倒されてポイ。誰もが明日の売れっ子を目指しているはずだが、現実は相当に厳しい。