スキャンダル対応がカギ 元SMAP中居正広が歩む大物への道
卓球の張本智和と将棋の藤井聡太の2人の14歳が旋風を巻き起こしている。今年のキーワードは「初」と「史上最年少」にあるようだ。芸能界でもそんな現象が見られる。
バラエティー番組の司会者にとって自分の名前を冠にすることはステータスといわれる。現在、冠番組を持つタレントは71歳のタモリを筆頭に北野武、笑福亭鶴瓶、明石家さんま、所ジョージと60代が続き、次に53歳の松本人志がいる。そこにSMAPの肩書がとれた44歳の中居正広が冠番組最年少タレントとして加わった。中居はアイドル界から司会者への転身。これも初。冠番組はタレントとしての中居を高評価する証し。ジャニーズでも「嵐」を筆頭にグループ名の冠番組はあるが、個人名の司会は中居が初だろう。
ジャニーズは伝統的に「初」にこだわっている事務所の印象が強い。CD発売に際し、「初登場1位」が日常茶飯事。最近もジュニアの子が「映画初出演」の記事が載った。後輩の初は事務所の力によるところが大きいが、中居は個の力だけに事務所への貢献度も高い。中居はSMAPで活動中からすでに「タレントとしての才能は別格」と業界内でも評価は高かった。