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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

なぜ紅白総合司会に? NHKが期待する内村光良の「2位力」

公開日: 更新日:

「二位じゃダメなんですか」と発言した蓮舫議員の言葉は「名(迷)言」として今も脳裏に残る。当時は「どんな事業も一位を目指しているのに」と非難されたが、芸能界に当てはめると必ずしも二位でもダメではない。例えば、役者の世界――。

 ドラマの一位に相当するのは主役の役者。二位以下は脇役だが、一位にはなれないが、二位にはなれる。近年の脇役ブーム。遠藤憲一を筆頭に一介の脇役から這い上がり、今では主役以上に注目度が増し、ドラマの中では二位の存在になっている。主役の役者も視聴率のカギを握る脇役を指名する傾向さえあるという。

「主役は視聴率を取らないと真っ先に非難される。常に重圧との戦い。脇役に重圧はないが、その代わり仕事の数をこなす必要がある」(芸能関係者)

 お笑いの世界に目を向ければ、誰もが一位と認めるのは、タモリビートたけし明石家さんまの通称ビッグスリー。次に続くメイン司会のできる二位には、笑福亭鶴瓶ダウンタウンら関西芸人がひしめく。関東は劣勢。司会する番組数の多い所ジョージが二位の代表格だが、今年の「紅白」の総合司会に抜擢された“ウッチャンナンチャン”の内村光良(53)も気が付けばいつの間にか二位の座を確立している。

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