アキナ山名が振り返る謹慎事件 復帰も「1ステージ250円」

公開日: 更新日:

 おまけにパチンコをしたいもんやから食事は基本、毎日1食。バイト先の居酒屋でいただく“賄い”をドカ食いしてしのぎ、たまに米を買えると自炊。でも、オカズは買えんからマヨネーズをのせるだけのマヨネーズご飯が定番でお腹を満たすだけ。栄養なんて二の次三の次やね。激安スーパー「玉出」のバッテラにもお世話になりました。ようかんほどの大きさで当時200円。僕にとってはぜいたく品ですよ。

 その後、28歳で最初のコンビを解消し、次にコントトリオを結成しました。それを機にバイトはほどほどにしてお笑い中心の生活に少しずつシフトしていったんです。その甲斐あって11年1月に「ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞を受賞。深夜帯ですが、テレビのレギュラーもいただけました。ギャラは安かったけど、名前は売れるし、営業もボチボチ入ってくる。何となく先が明るくなってきた……そんな時ですわ。

■メンバーの1人が事件で「目の前が真っ暗」

 12年7月、メンバーの1人がプライベートで新聞沙汰になる事件を起こし、連帯責任で会社から謹慎処分を通告されたんです。これね、芸能活動を慎むってだけやないんですよ。「自宅から一歩も外に出るな!」というキツーイお達し。せやからアルバイトにも行かれへん。いきなり収入ゼロですよ、ゼロ。目の前が真っ暗ですわ。僕らの謹慎が解けたのは3カ月後の10月になってから。それまでは借金生活に逆戻りしてました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動