加納英吉のモデルはバーニング周防さんよりもっと大物
“芸能界のドン”である加納英吉(織本順吉)が、やすらぎの郷を開設した理由が明かされたのは第125話。可愛がっていた女優・大道洋子(大原麗子)の死に衝撃を受けたというのだ。加納の秘書が説明する。「彼女には仕事が全く来なくなり、彼女は精神に異常を来し、そのため友達もどんどん離れ、芸能界から忘れられて――3年くらい経っていましたか――アパートで独り死んでいるところを、死後1週間たって発見された。あの事件が全てのキッカケでしたよ」と。そして菊村栄(石坂浩二)たちは、大道洋子の思い出を語り合う。
マロ(ミッキー・カーチス)「可愛かったもんなア! あの時代の洋子は」
大納言(山本圭)「市川崑さんの撮った有名なウイスキーのCMがあったよなア」
マロ「うン」
大納言「あン時の洋子、最高だったね」
~中略~
洋子のCMの声がささやく。
声(大原麗子)「すこし愛して。ながーく、愛して」