会見でも毒は封印 大竹まことの“舌の根”を縛る愛娘の逮捕
「親の監督不行き届き。本当に申し訳ございませんでした」――。
タレント・大竹まこと(68)は深々と頭を下げた。会社員の長女(28)の大麻取締法違反(所持)容疑での逮捕が明らかになり、1日にマスコミの囲み取材に応じ謝罪した。
「一生懸命育てたつもりですが、私の仕事の忙しい時期と重なって、普通のお父さんのように娘と共有する時間がなかったのが悔やまれる」
そう神妙な面持ちで語る姿に、レギュラー出演中のトークバラエティー「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)などでの毒舌はすっかり影を潜めていた。これまで芸能人の不祥事も舌鋒鋭く叩いてきたが、そうした発言がブーメランとなって戻ってきた格好。大竹の毒舌タレントとしての芸能界でのポジションは揺らぎ、さらに失いかねない状況だ。
芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「大竹さんはテレビで政治家と討論したり、持論を語ったりしていますよね。そういうことから、ご自身を『公人』であると認識されていて、だからこそ、すぐに公の場に出てマスコミの取材に対応し、きちんとしゃべらなければならないと判断された。その一方で、ご長女の交友関係についての質問には『そこまで必要でしょうか』と報道陣に質問し、一般人であるご長女の情報をどこまで開示する必要があるのかどうか、考えていました。公人と私人の線引きなど、きちんと考えながらしゃべっているのだと思いました。モノをしゃべる仕事のお手本のような会見だったと思います」