生田悦子さん 最期の言葉は「サンドイッチ買ってきて」
女優の生田悦子さんが今週15日、虚血性心不全のため、都内の病院で亡くなっていたことがわかった。71歳だった。
1963年、準ミス平凡に選ばれてモデルとして活動を開始し、3年後に松竹へ入社。映画「命果てる日まで」(66年)で銀幕デビューを飾って以降、多くの映画やテレビドラマで活躍してきた。
女優業に加え、バラエティーでの活躍も目覚ましかった。80年代前半に出演した「欽ドン!良い子悪い子普通の子」では“良いOLのヨシ山”として、お茶の間の人気者に。私生活では05年に会社経営者と結婚。40代で更年期うつを発症したことを明かしていた。近年は第一線から遠ざかっており、15年に出演したNHKの番組では発症後、せりふ覚えが困難だったことを明かしていた。
松竹時代の仲間で、45年来の親交がある芸能リポーターの石川敏男さんはこう言う。
「前日の夜にはご主人と2人で近所の牛タン屋で夕食をとるなど、普段と変わらない生活を送っていたそうです。翌15日の朝、起床した生田さんは旦那さんに具合が悪いことを打ち明け、“サンドイッチだけ買ってきて”と話したそうです。私自身、1カ月半ほど前に一緒に食事をしたこともあり、いまだに信じられません」
葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会を開くという。