うしろシティ金子学 台場まで往復40キロ歩いた下積み時代

公開日: 更新日:

 ただ、晴ればかりじゃない。豪雨もあれば雪の日もありました。

 夜間や台風が直撃すれば、遊歩道は通行止め。それでも可能な限り基本、徒歩です。もしかしたらガードマン以外に一般人でブリッジを往復した回数は僕が一番多いかも。自慢しても、しょうがないですが(笑い)。

■大学時代の親友2人と3DKをシェア

 その頃、住まいは大学時代の親友2人と3DKのマンションをシェアしてました。スタートは中目黒のケーキ屋さんの2階。その後、立ち退きのため、都心からさらに6キロ奥の桜新町へ引っ越したんです。

 それぞれの夢は映画監督、ミュージシャン、僕はお笑い芸人。方向は違うけど、とことん貧乏というのが共通項でした。それで選択したのがルームシェア。だって、家賃こそ月12万円でしたが、3で割れば4万円だし、水道光熱費も1人5000円弱。これでバス付きなら、4畳半1人暮らしよりずっと快適ですからね。それでも、月半ばには3人とも食費が枯渇してくる。そうなるとお金を出し合い、業務用スーパーで食材をまとめ買いして、大量におかずを作り置きしてしのぎました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」