札幌で停電…金子マリの息子を背負いホテルの11階まで上る

「オレは子どもになつかれない」と言いながらも楽しそうだった（忌野清志郎さん）／（Ｃ）共同通信社

　子どもたちは、今やミュージシャンとして活躍をしている。没後、２０１１年５月に行われた「忌野清志郎　ロックン・ロール・ショー　日本武道館　Ｌｏｖｅ＆Ｐｅａｃｅ」では、金子マリのボーカルに、金子ノブアキ、ＫｅｎＫｅｎのリズム隊、家族３人そろい踏みのステージを見せた。

「チャボさんのギターも交えて、おもちゃをバラまいた頃のＲＣの曲を演奏しました。ＲＣのステージを見ていたふたりが、清志郎さんを見事に追悼した。いつだったか、清志郎さんが『マリちゃんもこれで安泰だね。息子たちとバンドができるね』と笑いながらマリさんに言った。これまでのいろいろな場面を一気に思い出してしまい、胸が熱くなりました。清志郎さんは、ふたりが音楽を始めたことを喜んでいましたからね」

（つづく）