日テレ「バゲット」コスパ最強?局アナだけで視聴率落ちず
10月の番組改編で「PON!」から「バゲット」にかわった日本テレビ系の情報番組(月~木曜、午前10時25分~)がテレビ業界で話題になっている。タレントの“大リストラ”を断行し、局アナを使い回すことで制作費を大幅にカットしたのに、視聴率がほとんど落ちていないからだ。“コスパ最強”と注目される一方、「それでいいのか日本テレビ」と揶揄する声もある。
「PON!」の番組MCは、お笑い芸人・ビビる大木(月、火、木曜)や、「ますだおかだ」の岡田圭右(水、木曜)、局アナの青木源太(月~木曜)が務めていた。その他のレギュラー陣も、「NEWS」の増田貴久や女優・辺見えみりらが日替わりで登場していた。対して衣替えした「バゲット」は青木源太と入社4年目の局アナ尾崎里紗がメインMCを担当。その他も局アナで回し、文化人もタレントも基本的に使っていない。にもかかわらず、「バゲット」の初週の平均視聴率は2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。「PON!」の打ち切り前の最終週の平均視聴率3.5%と大差がないのだ。
「ビビる大木のギャラは30万円前後で、『PON!』の1本当たりの制作費は数百万円といわれていました。大規模な芸能人の“リストラ”で減らした経費は、「news zero」に迎えた有働由美子アナのギャラに回ったともっぱらです」(関係者)