RIZIN放送決定も…フジは大みそかまで“ドタキャン”に恐々
フジテレビの定例社長会見が11月末に東京・台場の本社で開かれ、編成担当の役員から大晦日に格闘技イベント「RIZIN.14」を放送することが発表になった。
同イベントでは無敗のキックボクサー・那須川天心(20)とボクシングの5階級王者、フロイド・メイウェザー(41)の対戦が決定。同カードの試合形式について担当役員は「我々は放映権契約をして放送をするだけ。我々からこうして欲しいという希望はありません」と話したという。
このカードは会見で発表後、メイウェザーが突然クレームを入れ、反故にしようとしたいわくつき案件。主催者側との話し合いで開催が再び決定したが「気分屋のメイウェザーだけに、直前のドタキャンは覚悟しておかないといけません」(ボクシング担当記者)。
それでも対戦が決定したとなると、当然、フジはそのカードをアピールしてCMの放送枠を売りさばく。しかし、もしカードが中止になればスポンサーからのクレームは必至だが……。
「フジとしてはメイウェザーがドタキャンしても『あくまでも放映権を買っただけ』という論法で押し切るようです」(格闘技業界関係者)
それで視聴者やスポンサーが納得するとは到底思えないが、フジ幹部は大晦日まで眠れぬ日々だろう。