「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い
13日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜20時~)の第2話の平均視聴率は12.0%と初回の15.5%から3.5ポイントもダウン。不人気を裏付けるようにネット上では「大河っぽくない」「場面が目まぐるしく変わり過ぎ」「高齢者置いてけぼり」など、批判的なコメントが相次いだ。
「いだてん」はマラソン選手の金栗四三が初めて五輪に参加した1912年から、新聞記者の田畑政治が東京五輪を成功させた1964年までを描いたストーリー。前半の主人公・金栗を中村勘九郎(37)が演じ、後半の主人公・田畑を阿部サダヲ(48)が演じる。
試写会後の会見で1話について中村勘九郎は「ものすごい一年が始まるぞ、と宮藤さんが視聴者に叩きつけた挑戦状のような感じ」と語ったが、視聴者には今のところ受け入れられていないようだ。
脚本の宮藤官九郎(48)は「あまちゃん」(NHK)や「池袋ウエストゲートパーク」(TBS系)、「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)などの話題作を多数手掛けてきた。視聴率も期待していたはずだが、「NHKは視聴率より話題性を優先したのでしょう」とコラムニストの桧山珠美氏がこう続ける。