ジャネット3年ぶり来日 公演規模縮小もコスパ最高のワケ
米アーティストのジャネット・ジャクソン(52)が10、11日、日本武道館で3年ぶりのライブを開催した。
客層は、80~90年代を謳歌した50~60代が中心。強めのメークにスパイラルパーマ、R&Bを好み、過去に黒人男性の恋人がいそうな“シスター系”の女性が数多く来場。1990年の日本初来日公演では当時の東京ドーム最高観客動員を記録したが、ファンも高齢化し縮小傾向に。3年前のさいたまスーパーアリーナでは思ったよりも集客できず、急きょ3階席を閉鎖、座席振り替えを行ったほど。今回は日本武道館のステージ後方4分1をクローズし、会場はさらにコンパクトになったせいか、空席は目立たなかった。1時間半ほどのステージは途中DJが入ったものの、メドレー曲を含め約25曲をノンストップで熱唱。兄・マイケル・ジャクソン(享年50)の曲を歌うと会場では「歩き方がマイケルに似てる!」という声もあがり、ジャクソンファミリーの面影を感じさせる一面もあった。
ジャネットといえば、カタールの石油王と結婚、50歳で出産し話題に。
今回のステージでは、「歌唱力も変わっていない」「振り付けも今風にアレンジ。52歳にもかかわらず、さらに高度かつ、肉体的にハードな内容に進化している」「裸眼で見られて、あのクオリティー。コスパ最高」とネット上では称賛の声しきり。アンコールなしでも「圧巻のパフォーマンス」と評価されるあたり、安室奈美恵(41)やクリスタル・ケイ(32)が崇拝するのもうなずける。また安室が息子と共に来場するという噂もあり、中には安室目当ての観客もいたという。
来月「ロックの殿堂入り」をするジャネット。集客数は減っても、日本のファンにとってはむしろ“コスパの良い”ライブに進化しているといえるだろう。