悩み続け遠回り 迷い道こそ「森三中・黒沢かずこ」の本道
「お笑いっていうのは、1つじゃないんだっていうことが分かって」(黒沢かずこ/テレビ東京「チマタの噺」4月2日放送)
森三中の黒沢かずこ(40)は、ダウンタウンの松本人志に憧れてお笑いの世界に入ったという。しかし、松本のようにはなれない。そんな中でいろいろな先輩と出会い、実感したことを語った一言が今週の言葉だ。
それまでダウンタウンしか見ていなかったが、「今は先輩方の生き方をすごい尊敬してます」と言う。みんな、それぞれ生き方が違っていた。だから「違くていいんだ」と思えたのだ。
黒沢の小学校時代のあだ名は「準備中」だったという。両親が飲食店をやっていたが、パチンコ依存症のようになり、「確変」に入ってしまうと店を休んだりもして、ずっと看板が「準備中」だったからだ。いつも家では一人だった。
「一人っ子なのでテレビばっかり見て、話す相手いないんで、言葉とかもテレビの中から全部教えていただいた」(日本テレビ「チカラウタ」16年4月24日)