岡田准一「白い巨塔」高視聴率も…残念コメント相次ぐワケ
最終話の平均視聴率は15.2%と、有終の美を飾ったテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「白い巨塔」。5月22~26日の5夜連続で放送され、野心むき出しの天才外科医・財前五郎役をV6の岡田准一(38)が務めた。
言うまでもないが、山崎豊子の同名長編小説が原作。映画も含めて日本で映像化されるのは、これで6回目だ。テレビの連ドラでは1978~1979年にわたって田宮二郎が、2003年には唐沢寿明が主人公の財前を演じている。
岡田版の初回視聴率は12.5%で、第2話こそ11.8%と少し下げたが、その後は12.2%→13.5%、最終話が15.2%と尻上がりで数字を上げた。唐沢版は平均20%超えだったとはいえ、テレビ離れの今のご時世、十分に合格点だろう。ところが、ネット上の反応は芳しくない。
〈田宮二郎、唐沢寿明の方が良かった〉〈がっかりした〉〈主役が若すぎる〉〈キャスティングが悪すぎる〉などなど、高視聴率と反比例するように批判的なコメントが相次いでいる。
「『白い巨塔』には、主演が誰というより、とりあえず『白い巨塔』だから最後まで見てみようという熱心なオールドファンがかなりの数で存在します。それが高視聴率につながった部分もあるように思いますね。それぞれに『財前はやっぱり田宮二郎』『唐沢も悪くない』なんて思い入れがある。昔からの『白い巨塔』ファンにすれば、国立大の医学部教授にしては『岡田は若すぎる』と感じるのも無理はない。高齢のファンから見たら威厳や迫力に欠ける岡田財前では物足りなかったのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)