みうらじゅんさんのマイ遺品は「だれかに見せるのが前提」
収集癖は小1の時の怪獣に始まり、小4で仏像に移行しました。グッズを集めたり新聞や雑誌の切り抜きをスクラップしたり。それを友だちに見せて回る発表癖もつけました。それが後に、“ない仕事”となったわけです。
エロのスクラップは38年続けていて、もうすぐ600冊になります(笑い)。去年2月、横浜文化体育館で開催した「みうらじゅん&いとうせいこうザ・スライドショー14『みうらさん、還暦かよ!』」っていうイベントの前夜祭で、体育館の床一面をそのスクラップのコピーで埋め尽くしました。それはそれはすさまじい光景でした(笑い)。
こんなふうだからモノは今もどんどん増え続け、区分け整理はやってもやっても追いつかない状況です。死ぬまでに終わらないかもしれませんね(笑い)。
(聞き手=中野裕子)