目玉は嵐だけ…“やめ時”を逸した24時間テレビの時代錯誤
■「視聴者も茶番と気が付いた」
ネット上ではジャニーズの若手が出演する「ジャニー喜多川追悼メドレー」のほうが話題なのも残念な話だ。芸能文化評論家の肥留間正明氏がこう言う。
「2011年の東日本大震災を機に、テレビのボランティア番組が茶番だと視聴者が気づいてしまった。震災で本当に必要なことは何か、ボランティアは自主的にできることも皆が知り、今や“奉仕ビジネス”は欺瞞でしかない。マラソンも、タレントを走らせれば苦しい表情はとれるし、頑張っているように見えますが、単なるお笑い番組の延長。時代錯誤だと気づくべきでしょう」
会場も日本武道館から両国国技館へと規模を縮小。嵐も活動期間がまだ1年半もあり、プレミア感にも欠ける。“やめ時”を逸して走り続ける姿は気の毒と言うしかない。