佐々部清監督はクランクイン直前に格安ワイン痛飲し骨折
そうしたら、宿泊先に帰る途中で転んでしまい、運悪く骨折してしまったんです。
■ドラマのおはらいは監督不在で行った
翌朝、駆け込んだのは撮影所から直線距離にして200メートル弱の病院でした。
担当医に「ギプスでごまかし、クランクアップ後の手術」と相談したところ、「それでも構いませんが、うまくくっつかないかも」とツレない返事。やむなく当日夕方に緊急手術し、一晩病室に泊まって翌朝11時に退院という強行スケジュールにしてもらいました。
翌朝、本来はクランクインで7時集合でしたから、やきもきしながら4階の病室から撮影所の方を見ると、スタッフやキャストが駐車場に集まって、おはらいをしてるじゃないですか。「あそこにいなきゃならなかったのに」と思ってたら、そんな気持ちが通じたのか、スタッフもこっちを見上げてる。本当にバツが悪かったですよ。監督不在のおはらいなんて前代未聞だったんじゃないかなあ(笑い)。後日、スタッフに「なぜワインに手を伸ばさなかったの?」って聞いたら、「あれ、1本180円ぐらいの安いワインですよ。あんなん飲んだら、あきまへんよ」って。それ、早く言ってよ(笑い)。