横浜銀蠅が復活 80年代ブームの裏に中高年のノスタルジア
折しも、ことしは80年代の人気ドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」の風間三姉妹こと、浅香唯、大西結花、中村由真が4年ぶりのコンサートを夏に行い、大盛況だった。スケバンが健在なら、ツッパリもと立ち上がったわけでもないだろうが、80年代ブームは一向に冷めやらない。
「歌謡曲のみならず、最近は『ふたりの夏物語』の杉山清貴&オメガトライブなどがシティーポップとして再評価され、海外からも注目されています。稲垣潤一、大滝詠一、角松敏生、スターダスト☆レビューら、都会の、洗練された大人のムードは今の時代に聴き直すと新鮮だという中高年は少なくありません」(スポーツ紙芸能デスク)
漫談家で、80年代ネタの宝庫として知られるユリオカ超特Q(51)が当時のヒット曲をかけながら、あるあるトークで盛り上がるライブイベント「80年代歌謡リクエストカフェ」も人気で、このほど渋谷で開催された回も満席だった。
単なるリバイバルを超えて盛り上がる80年代ブーム。今と比べれば、自由奔放で、社会も自分も元気だったころに戻りたい。現代社会に息苦しさを覚える中高年の郷愁や逃避願望とぴたりと重なるのだろう。