「よしもとブサイク1位」アインシュタイン稲田の真の実力
■M-1敗者復活戦で“気配良好”
この手のランキングはやはり知名度ありき。「ブサイク」部門であっても、上位に入るのは、人気や注目度が高いということだろう。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「アインシュタインは、『NHK上方漫才コンテスト』などを受賞しており、相当な実力があるコンビです。稲田はピンでも『R―1ぐらんぷり』の決勝に進出したこともあります。お笑い芸人としては“武器”となる稲田のビジュアルを生かしたネタで、今週末に決勝が行われる『M―1グランプリ』でも敗者復活戦に挑む16組の中に残っています。その中では、和牛とミキに次ぐくらいのポジションでしょうか。しかし、敗者復活戦は審査員の投票ではなく、一般の人の投票で決定するので人気に比例しがちです。チャンスは十分にあると思います」
さらにブサイクランキングの授賞式で、「僕はプロのブスなので何を言われても構わないけれど、冗談でも一般の方や、特に女の子に『稲田に似ている』と言うのはやめて。言葉のナイフですから」と笑いをとったことで「心は男前ナンバーワンだ」などとネット上で称賛する声が相次ぎ、株を上げた。