春の連続ドラマ続々延期で…“往年の名作”再放送を望む声

篠原涼子「ハケンの品格」続編も延期に（Ｃ）日刊ゲンダイ

「それよりも視聴者から多いのは、〈この際だから、昔の名作ドラマが見たい〉という声。具体的なドラマ名もたくさん上がっています。各局の皆さんには、ぜひこれらのコメントを読んでいただきたいですね。いっそ各局のＳＮＳなどで『どんなドラマの再放送が見たいか』というアンケートを取ってみるのもいいかもしれません」

　もうすでに「下町ロケット」の総集編などゴールデンの再放送は始まっているが、確かに今後は思い切って１９７０年代や８０年代まで遡り、古い名作ドラマの一挙再放送もアリだろう。〈若い人向けのドラマは見る気がしない……〉などとドラマ離れしていた熟年層も再び取り込めるかもしれない。

　前出のエリザベス松本氏は「たとえば山田太一さん脚本の『ふぞろいの林檎たち』なんかは、いまの若い世代の胸にも刺さりそうだし、幅広い世代が揃って視聴できるかと。気が滅入りがちなので、明石家さんまさん主演で１９８６年に放送された『男女七人夏物語』など、バブル期の日本を改めて見返せるドラマも楽しそうですよね」

　コロナ渦の中、今は出演者や制作スタッフの健康を考えることが最優先なのは当然だ。視聴者もそう願っている。