自粛続くならこんな時こそ忘れていた「読書のすすめ」だろ
北極に近い氷河と火山のアイスランドにはもう一度訪れてみたいけど、しばらくは無理だ。人口は首都集中でわずか37万人。でも、コロナ感染は広がった。2月末、イタリアから帰った人が最初の感染者で、あっという間に1500余人。しかしながら人口あたりの感染数が多いのは、政府が希望者全員に検査をしてるからだ。で、陽性ならばすぐ隔離。だから、2メートル離れさせてもロックダウン(町の封鎖)はしていない。小さい国はまとまりが早くていい。パチンコ屋もないし、依存症もない。
外出自粛じゃ、本でも読んで旅情に浸ろうと、書棚を探した。椎名誠著「アイスランド 絶景と幸福の国へ」(日経ナショナルジオグラフィック社)は絶景写真付きでお薦め本だ。この幸福度ランキングが上位の国は軍隊もないし原発もゼロ。パトカーともすれ違ったことがなかった。旅の宿にいるつもりで、ウイルスも生んだこの宇宙の歴史エッセー「ありえない138億年史」(光文社)など読み出すと朝まで止まらなくなりそうだ。