ドラマも新様式が随所に 懸念はマスク慣れ視聴者の違和感
例えば、ようやく18日から始まる連ドラ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日)。現実のボディーカードなら、今は、警護対象者の前でマスクを外すことなんて絶対にあり得ないだろう。とはいえ、主演のキムタクが劇中でマスクをしていたら、ドッチラケだ。
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏はこう言う。
「佐藤健さんのファンが、ずっとマスク姿の“天堂先生”を見たいでしょうか。ファンは佐藤さんの顔や細かな表情、しぐさを楽しみたいわけです。キムタクもしかりです。それにフィクションのドラマを見ている時ぐらい、息苦しい現実を忘れさせてほしい。皆、マスクをしなくて済む世界がやって来ることを願っている。近い将来、そうなるだろうという“希望の世界”を見せてくれていると考えれば、ドラマの中で誰もマスクをしていなかったとしても、それは演出上の“許されるウソ”ですよ」
それにいちいちツッコミを入れるというのも、確かにヤボな話だ。