たけしに欽ちゃんも…コロナが蝕む大御所芸人のメンタル
「たけしさんが鬱っぽいのは、“糟糠の妻”と別れて再婚したことなど、プライベートのゴタゴタに触れて欲しくないという思いも関係していると考えるのはうがちすぎでしょうか……」
■「志村さんがいないのは残念」
一方、同じくベテランの大御所、萩本欽一(79)も、「FRIDAYデジタル」のインタビューでコロナ禍の活動について答えている。自粛期間中は、最初は冗談で乗り越えようくらいの感じだったというが、「人生を振り返って、何か忘れ物ないかなとよく考えてみた」末に、数十年ぶりに競馬をやったが、すぐ飽きてしまったという。
話はやはり志村さんのことに及び、自らと同じく「動きの笑い」にこだわっていた志村さんがいなくなったのは残念だと語り、Zoomで「欽ちゃん公開オーディション・オンライン・ライブ」をやり、79歳にして「新しい笑い」を追求しているという。
しかしながら、年齢的にどこまでやるつもりなのかという問いに、「あと2年ぐらいだよって言ってるの。やっぱり釣りじゃないけど、『フナに始まりフナに終わる』というように、『55号で始まり55号で終わる』のが理想かな。(坂上)二郎さんのように作りに作って、とことん鼻血が出るほどおかしいというお笑い。そこに辿り着けたらいいな」と、自らの人生を振り返り、しみじみと答えている。
人生の晩年に差し掛かっている高齢の大御所芸人たちにもコロナは確実に影を落としている。