加藤浩次のPCR「世田谷モデル」批判で過熱する“不毛”な議論

公開日: 更新日:

「一時の安心のために(税金を)かけるというのはどうなんだろう」

 東京・世田谷区の保坂展人区長が打ち出した新型コロナウイルスの大規模PCR検査の実施に、芸能界の“狂犬”がこう噛みついた。日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」で司会を務める芸人の加藤浩次が25日、番組内で「世田谷モデル」を批判。物議を醸している。

「世田谷モデル」の狙いは、検査拡大によって感染の有無を早期に発見し、隔離しながら感染拡大を防ぐことだ。保坂区長は24日、区内の介護施設の職員や保育・幼稚園の職員など計2万3000人を対象に、発熱などの症状にかかわらず、無料で検査を実施すると発表。約4億1400万円をかけ、1日1000件の検査を目指す。複数人の検体を混ぜてまとめて検査する「プール方式」を10月にも導入するという。

 こうした区の取り組みについて、加藤は「(感染者を)見つけることに意味があるんだろうか」と疑義を呈し、結果が出るまで数日かかることを引き合いに出して「それだけかかるんだったら全く意味がないと思ってしまう」と強調。「偽陰性の可能性もあるのにそれ(大規模検査)をやることによる一時の安心って、何の意味があるのかな」と言い放ったのだ。これらの発言を巡り、SNS上では加藤への反論が噴出する一方、〈正論〉〈よく言った〉などと、賛否が真っ二つに分かれている。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏がこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…