菅首相がニタニタ薄笑い…ネット番組で国民に何も語らず
要するに何も考えていないし、国民に語る気が全くないことだけはよく分かった。11日、ニコニコ生放送の「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」に出演した菅義偉首相のことだ。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏から、「国民に向けてまず一言」と水を向けられた菅首相はニタニタと薄笑いを浮かべながら、「みなさん、こんにちは。ガースーです」と緊張感ゼロのご挨拶。
国民から寄せられた質問に答える場面では、新型コロナ禍の中、「Go To トラベル」の一時停止や時短営業に特化した自粛要請という政策効果への疑問に対し、「国としてもこれ以上(感染拡大を)防がないといけない」と答えつつ、大阪や北海道などの飲食店の時間短縮営業をダラダラと解説。
鈴木氏が「Go To」の一時停止について、あらためて問うと、「まだそこは考えていません」と答えていたから驚きだ。「今」考えていなくてどうするのか。「まだ」ではないだろう。政府の分科会が再三、「Go To」の一時停止を求めているではないか。専門家の意見を真剣に受け止めているのか。国民の命が刻一刻と危険にさらされているのだ。