トミーズ十番勝負の舞台裏…健のために6時間の伝言ラリー
受け身な健ちゃんにはツッコミ特訓です。英会話教室のように黒板にツッコミのセリフを書いて、そこにイントネーションやアクセントをどこに置くかを赤や黄色のチョークで印を付けて示しました。同じ「なんでやねん」というツッコミでもボケの種類・重さ軽さによって言い方が微妙に変わるので「ここは“な”を強く」「ここは語尾を上げて」などと徹底的にチェックをしながら稽古。そんな努力の甲斐あって「トミーズ十番勝負」は成功し、舞台でもウケるようになり、レギュラー番組も増えていきました。ところが、ここでまた問題が……。
健ちゃんが雅君を立てすぎる。
私「なんで雅ばっかりしゃべらして、健ちゃん引いてんのん?」
健「雅がしゃべった方がおもろいですやん」
私「ほんなら雅が事故かなんかで急におらんようになったらどうする?」
健「怖いこと言わんとってくださいよ」
私「なにがあるかわからへんやんか。ひとりになったらどうすんの? 自分もしゃべっていかなあかんやろ」