著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

噺家の私からアドバイスがあるとすれば「無理しなさんな」

公開日: 更新日:

 パンケーキ好きで可愛いだの叩き上げの苦労人だのと就任当初はマスコミのヨイショ報道のおかげで歓迎ムードだった菅首相も今や支持率はだだ下がり。賢明なゲンダイ読者であれば官房長官の頃の人を食ったような態度から今の悪評は想像できていたんでしょうが、なまじ期待していた世間はそうは見てくれないようです。

「ガースーです」とちゃめっ気アピールすればバカスベリし、頭の上がらない二階幹事長に呼び出されいやいや顔を出した会食は世間にバレてひんしゅくを買うなど、やることなすこと裏目に。原稿に目を落とし棒読みしてる姿が「自信がなさそう」「自分の言葉で国民にアピールを」なんていう外野の声が気になったのか、18日の施政方針演説ではできるだけ原稿を読まないように頑張ってみたものの空回り。

 噺家の私からアドバイスがあるとすれば「無理しなさんな」ってところですかね。もともと陰気な顔だちなんだから無理しないでそのキャラでいかないと。陰気な顔は決してマイナスではなく「真面目そう」というプラスな面もあるので誠心誠意、真心を込めて話せばいいと思うんですよね。そうすれば、むしろ息を吐くようにウソをつくいい加減な前任者とは違いが出るのに。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  3. 3

    「65歳からは、お金の心配をやめなさい」荻原博子著

  4. 4

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 5

    タモリが「歌う日露戦争」と評した圧巻の紅白歌合戦パフォーマンス

  1. 6

    高額療養費問題が参院選を直撃か…自民が噴出「立憲の凍結案のまざるを得ない」に透ける保身

  2. 7

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  3. 8

    西武・西口監督が明かす「歴史的貧打線」の原因、チーム再建、意気込み、期待

  4. 9

    松本若菜に「小芝風花の二の舞い」の声も…フジテレビ“2作連続主演”で休めない“稼ぎ頭”のジレンマ

  5. 10

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉