綾瀬はるか「天国と地獄」は“攻め”の残忍シーンが不安要素

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 さまざまな要因から「高視聴率は当然の結果」と山下氏は話す。

〈日曜夜9時は日曜劇場〉と習慣化している視聴者も多く、もともとある程度数字を持っている枠。ではあるが、このドラマ不調の時期に2ケタキープは、やはり見事としか言いようがない。一方で、あるドラマ制作会社スタッフは「サイコパスな殺人鬼が出てくる以上、ある程度予想がついたとはいえ、初回から相当グロいシーンが出たことにはびっくりしましたね」と、こう続ける。

「第3話では『国民的人気女優となったあの綾瀬さんがまさか!』と思わされた、振り切った残忍なシーンもあり……コンプライアンスでがんじがらめになったこのご時世、クレームを恐れずにあれだけの思い切った脚本と演出を展開できるとは、うらやましい限りですよ。今後懸念される点があるとしたら、〈残忍なシーンが怖い〉と感じる視聴者がドラマから離れていかないか、ということでしょうか」

 確かにネット上には〈面白いけど怖すぎる〉なんて感想もチラホラあるにはある。コロナ禍で「疲れる番組は敬遠されがち」(在京キー局関係者)という危惧もある。

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