著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

「シン・エヴァ劇場版」興収100億円も…何がすごいのか?

公開日: 更新日:

「エヴァンゲリオン」シリーズの最新作のアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(3月8日公開)の興行収入が74億2624万3700円、観客動員数484万8041人を記録した。興行収入、観客動員数ともにシリーズ最高記録を更新中で、総監督の庵野秀明氏も「こういったニッチな(分野の)ロボットアニメで100億を目指せるというのはありがたいこと」と100億を目指す意欲を見せていた。

 『新劇場版』シリーズは、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』をもとに再構築され、アニメ版とは全く違う展開を見せる全4部作として打ち立てられた作品。今作は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、09年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、12年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続く作品であり、完結作である。

■理解できないからこその「エヴァ」の魅力

 エヴァという作品の考察記事を、と言われたが正直「無理だ」と思った。エヴァという作品においては、考察しようがないという「考察」以外、正解がないような気がしていたからだ。だからこの記事は、いちファンの戯言だと思ってどうか読んで欲しい。「エヴァンゲリオン」という作品を一言で表した時、「愛を知る物語だ」という人もいれば「トラウマを抱えた子供が大人になる話だ」という人もいるだろう。「希望と絶望の話だ」、「全ての人への救済の物語だ」という人もいれば「親子の再生だ」という人もいるだろう。そしてそのどれもが正解であり、間違いでもあると思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議