結成18年目「熱海五郎一座」開幕 笑いの接種会場へどうぞ
今回はエンタメ系の話題を2つ。ひとつは私と「星屑の町」で共演してくれたのんちゃんが、日本映画批評家大賞で主演女優賞を受賞したことだ。まあ「星屑の町」でではなくて「私をくいとめて」が対象なんですが(笑い)。もちろん見ましたけど、受賞も納得のいい映画でした。
辞めた大手プロダクションからの圧力でテレビに出ることが難しい中、徐々に活動の場を広げ、日本アカデミー賞などには呼ばれなくても、こうやって賞に輝くというのはじつにおめでたい。きっとそのうち、ごく普通に、マスコミも彼女を取り上げざるを得なくなるような時代がやってくるだろうし、逆に言えばテレビに出ずとも舞台と映画だけで十分に大スターでいられるわけだから、今のままでもかえってよいのかもしれない。
頑張れのんちゃん!
そして、もうひとつ。緊急事態宣言が延長される中、ついに新橋演舞場で2年越しの我らが「熱海五郎一座」が開幕した。
「東京喜劇の灯を消すな」と若手(といっても40代だったが)の喜劇人が立ち上がり、三宅裕司、小倉久寛、渡辺正行、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、そして私ラサール石井で結成してはや18年目、今や前期高齢者に差しかかったメンバーではあるが、毎年6万人を動員する人気劇団になった。