発音のため子供の舌を整形手術…社会問題を招いた韓国「英語熱」の副反応
英語の早期教育が過熱する韓国では、発音を良くするため子供の舌を整形手術する親までいた。小学生の英語留学も珍しくない。大抵は母親が同伴し、韓国に残った父親が稼いで仕送りする。このような父親は“キロギアッパ”(雁のお父さん)と呼ばれるが、寂しさから自殺してしまう人も増え、社会問題となった。
留学先は欧米が人気だが、費用の安さから東南アジアを選択する韓国人も少なくない。以前、私が参加を計画したフィリピンでの英語留学も韓国人に人気だった。6人部屋で私以外の5人は韓国人。トイレとシャワーは部屋に1つしかなく、「朝は戦争ですよ」と告げられた。熱意からして勝てる気がせず、一抹の不安を抱いたが、新型コロナウイルスの感染拡大で白紙になった。