高まるガード、ハードル、批判…現代の“要塞都市”に住まう大物を追う!
ゲーテッドコミュニティーとは周囲をフェンスや塀で囲み、ゲート(門)に警備員を置いて、部外者の出入りを制限する居住地のこと。別名「要塞都市」。ことし結婚発表した有吉弘行と夏目三久、星野源と新垣結衣は住民以外を一切シャットアウトするほど厳重ではないにせよ、そうしたマンション群を住まいとしていた。敷地内に入ることはできても、マンションには地下駐車場へと続く出入り口だけで複数あり、そのすべてに記者とカメラマンが張り込んでも、本人たちの姿を確認することはままならない。
有吉夫妻は直通の専用通路でつながった「兄弟マンション」に暮らし、そこを行き来して、交際を育んでいた。いわゆるスープの冷めない距離だったが、居住者専用ゾーンだけに、芸能マスコミは近づけない。結婚発表まで、彼らが一度もツーショット写真を撮られなかったのは、そうした環境に身を置いていたことが大きいのだ。
かつて張り込みは、直撃取材の前提として行われていた。有吉と同じマンション群では、某国際派女優が国際免許で日本の国道を運転しているとの疑惑を報じられ、終日芸能マスコミが押し掛けたことがある。終日ピンポンのラッシュ。通常の生活すらままならなくなったのか、騒動後、この女優は転居していった。何かあると記者やカメラマンが集団になって押し寄せるメディアスクラムは、民放のワイドショーが芸能スキャンダルを争うように追いかけ、それをトップで報じていた80年代から90年代当時は凄まじかった。