高まるガード、ハードル、批判…現代の“要塞都市”に住まう大物を追う!

公開日: 更新日:

 ゲーテッドコミュニティーとは周囲をフェンスや塀で囲み、ゲート(門)に警備員を置いて、部外者の出入りを制限する居住地のこと。別名「要塞都市」。ことし結婚発表した有吉弘行夏目三久星野源新垣結衣は住民以外を一切シャットアウトするほど厳重ではないにせよ、そうしたマンション群を住まいとしていた。敷地内に入ることはできても、マンションには地下駐車場へと続く出入り口だけで複数あり、そのすべてに記者とカメラマンが張り込んでも、本人たちの姿を確認することはままならない。

 有吉夫妻は直通の専用通路でつながった「兄弟マンション」に暮らし、そこを行き来して、交際を育んでいた。いわゆるスープの冷めない距離だったが、居住者専用ゾーンだけに、芸能マスコミは近づけない。結婚発表まで、彼らが一度もツーショット写真を撮られなかったのは、そうした環境に身を置いていたことが大きいのだ。

 かつて張り込みは、直撃取材の前提として行われていた。有吉と同じマンション群では、某国際派女優が国際免許で日本の国道を運転しているとの疑惑を報じられ、終日芸能マスコミが押し掛けたことがある。終日ピンポンのラッシュ。通常の生活すらままならなくなったのか、騒動後、この女優は転居していった。何かあると記者やカメラマンが集団になって押し寄せるメディアスクラムは、民放のワイドショーが芸能スキャンダルを争うように追いかけ、それをトップで報じていた80年代から90年代当時は凄まじかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…