高まるガード、ハードル、批判…現代の“要塞都市”に住まう大物を追う!

公開日: 更新日:

 それはオウム真理教事件で、TBSビデオ問題をTBSが認めて謝罪し、ワイドショー「スーパーワイド」を打ち切ったあたりを潮目に変わっていく。ひとたびスキャンダルが報じられると渦中の人物の自宅前や仕事先をマスコミが張り込み、会見するまでそれは続くという展開は今は少なくなり、芸能人の取材の場合、張り込みそのものへの批判も高まっている。

 芸能人のガード、取材のハードルの高まりもあるなか、それでも写真誌や週刊誌にスキャンダルなどの写真が掲載されているのはなぜか。直撃によるコメントよりも、動かぬ証拠とばかりに決定的写真を撮るための張り込み手法も進化しているからだ。

「その昔、六本木で夜遊びする宮沢りえを狙い、通りの反対側に車を止めて張り込んだとき、2人のカメラマンのうち、小雨のなか長玉(望遠レンズ)を窓から出して撮影したカメラマンの写真が雑誌に掲載され、スクープとなった。車内から狙ったカメラマンとのわずかな違いが勝敗を分けた。カシャカシャと高速シャッターを切る音をいまも覚えています」

 そう、ベテラン芸能記者の青山佳裕氏は振り返る。それはかつての張り込みのシーンで、現在もなくなったわけじゃないが、いまはこうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース